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2025年07月14日月曜日
ホームニュース「我々は黙っていない」…北朝鮮が日米韓訓練に軍事的対応を表明、日本防衛の最前線は?

「我々は黙っていない」…北朝鮮が日米韓訓練に軍事的対応を表明、日本防衛の最前線は?

引用:ニューシス
引用:ニューシス

2日、日本の航空自衛隊は米国、韓国とともに、済州島の南東部に位置する日韓の防空識別圏(ADIZ)重複区域付近で合同空中訓練を実施した。日本からはF-2戦闘機が参加し、米軍の戦略爆撃機B-52HやF-16戦闘機、韓国軍のF-15K戦闘機とともに東アジア地域での防衛協力を強化した。

しかし、この訓練に対し北朝鮮は激しく反発している。北朝鮮の国防省政策室長は13日、朝鮮中央通信を通じて「日米韓の軍事協力は我々を含む地域諸国を標的にした非常に危険な動きだ」と批判。特に、米軍のB-52H戦略爆撃機が今年初めて朝鮮半島周辺に投入された点を挙げ、「このような敵対的行動は地域の緊張を著しく高め、重大な結果を招く」と強く警告した。

日本としては、東アジア地域の安全保障環境が急速に厳しさを増す中、米国や韓国と共同して防衛能力を強化する必要性が高まっている。今回の訓練も、北朝鮮の核・ミサイル脅威を念頭に置いたもので、日米韓3カ国の軍事的連携を明確に示した形だ。

北朝鮮側は、米軍が今年に入って朝鮮半島周辺への戦略兵器配備を大幅に強化している点に神経を尖らせている。北朝鮮は声明で、「米国の掲げる『力による平和』戦略に対抗するためには、圧倒的な軍事力を保持する以外の選択肢はない」と主張し、「今後、日米韓による軍事挑発には軍事的手段で断固として対応する」としている。

日本政府はこれまで、北朝鮮のミサイル開発や軍事行動のエスカレートを強く非難し、米韓との安全保障協力を拡充しているが、北朝鮮が軍事的な緊張をさらにエスカレートさせる可能性があるとして、警戒を強めている。

今回の日米韓合同訓練は、中国も敏感に注視する済州島南方海域で実施され、北朝鮮のみならず東アジアの安全保障情勢に対する日本の関与が今後ますます重要になることを示している。

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