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2025年07月22日火曜日
ホームニュース【米史最大級の暴露】キング牧師暗殺の「封印された真実」公開、トランプ政権の意外な狙いとは?

【米史最大級の暴露】キング牧師暗殺の「封印された真実」公開、トランプ政権の意外な狙いとは?

引用:YouTube
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アメリカ史上最大級の衝撃事件、黒人公民権運動の象徴であるマーティン・ルーサー・キング牧師(1929~1968)暗殺に関するFBIの極秘記録23万ページが、21日(現地時間)ついに公開された。

米国家情報長官のトゥルシー・ガバード氏は声明で、「米国民は約60年もの間、この歴史的悲劇の全容を知る日を待ち続けていた」と強調。今回の記録公開は、トランプ大統領が今年1月、就任直後に署名した大統領令に基づくもので、プライバシー保護のため最小限の修正だけが施されている。

しかし、今回公開された記録の中で特に注目されるのが、キング牧師を長年監視していたFBIが収集したとされる「性的逸脱疑惑」に関する内容だ。キング牧師の遺族は以前から、この記録が父親の偉大な功績を汚す目的で利用される可能性を懸念していた。

牧師の子供であるマーティン・ルーサー・キング3世(67)とバーニス・キング(62)は連名で声明を発表し、「歴史的な文脈を無視して、父の業績を攻撃するために悪用されることだけは断じて許されない」と訴えた上で、「資料を扱うすべての関係者には、私たち家族の悲しみに敬意を払い、良識と節度ある対応を求める」と強調した。

キング牧師は1968年4月4日、テネシー州メンフィスで人種差別主義者ジェームズ・アール・レイの凶弾に倒れた。レイは終身刑を受け、1998年に獄中で死亡しているが、その背後にさらなる陰謀が存在するのではないかとの疑念は現在まで消えていない。

トランプ大統領は選挙公約として、キング牧師暗殺事件のほか、ジョン・F・ケネディ(JFK)大統領、ロバート・ケネディ(RFK)司法長官の暗殺事件に関する極秘文書を全面公開すると宣言。今回のキング牧師関連記録の公開に先立ち、すでにJFKとRFK関連の資料も一部公開されている。

しかし、AP通信は今回のFBI記録公開について、「2019年に性的人身売買容疑で逮捕後、謎の獄中死を遂げた富豪ジェフリー・エプスタイン関連の文書公開が不十分だったことで批判を浴びたトランプ大統領が、自身の支持者の不満を和らげるための政治的な狙いがある」と指摘している。

一方でトランプ大統領は最近、司法省にエプスタイン事件に関する連邦大陪審の証言記録を公開するよう指示したが、今回のキング牧師関連文書ほどの徹底した公開には至っておらず、「選択的公開」の批判も続きそうだ。

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