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2025年07月26日土曜日
ホームニュース「60日休戦の後も協議を続けよ」…ハマスがイスラエルに突きつけた“逆提案”の中身とは

「60日休戦の後も協議を続けよ」…ハマスがイスラエルに突きつけた“逆提案”の中身とは

引用:ニューシス
引用:ニューシス

パレスチナの武装組織ハマスが、60日間の休戦終了後も戦闘を再開しないとする逆提案をイスラエルに提示した事が明らかになった。

タイムズ・オブ・イスラエル(TOI)は24日(現地時間)、ロイター通信の報道を引用し、ハマス幹部の発言として「ハマスは最近、60日間の休戦が終了し合意に至らなかった場合でも、イスラエルが戦闘を再開できないよう制限する条項の導入を求めた」と伝えた。

情報筋によると、ハマスはパレスチナ人受刑者との交換を条件に人質を解放する新たな提案を提示したという。この提案は「これまで全く議論されていなかった」と報じた。

同情報筋は「休戦合意の可能性は残されているものの、イスラエル側の対応の遅れにより合意まで数日かかる見通し」と語った。

イスラエルとハマスは6日からカタール・ドーハで休戦に関する間接交渉を続けている。

議論中の休戦案は、60日間の休戦、人質10人の生存解放、遺体18体の返還、パレスチナ人受刑者の釈放、ガザ地区への人道支援拡大などを骨子としている。

一方で、休戦期間中のイスラエル軍(IDF)の駐留範囲、人質と受刑者の交換比率、恒久的な停戦の扱いを巡っては隔たりが残るとされる。

CNNの報道によると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は24日、ドーハに派遣していた交渉団を召還し、ハマスの提案の検討に着手した。イスラエルの情報筋は「召還は交渉の行き詰まりを示すものではなく、現地での意思決定が困難なため」と強調した。

AP通信によれば、匿名のイスラエル当局者は、ハマスの提案について「実行可能であり、イスラエルは検討段階にある」と述べた。

米中東特使スティーブ・ウィトコフは同日、イタリア・サルデーニャでイスラエルのロン・ダーマー戦略問題相と会談し、休戦協議の継続を確認した。

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