女優ニコール・キッドマンがポルトガルへ移住し、コメディアンで女優のロージー・オドネルもドナルド・トランプ米大統領再選後に米国離脱の意向を示す中、トランプ大統領はオドネル氏の市民権剥奪を検討している。
ニコール・キッドマンがポルトガルへの移住を申請した。
25日（現地時間）、米芸能誌「ピープル」は、キッドマンがポルトガル移民局に居住許可を申請したと報じた。現在は米国テネシー州ナッシュビルに居住している。
申請理由は明らかにされていないが、トランプ大統領の再選後、米国を離れる動きが広がる中、ハリウッド関係者の間では「トランプ政権を避けるための移住」との見方も出ている。
トランプ大統領の再選後、米国を離れた著名人はキッドマンにとどまらず、コメディアンのロージー・オドネルやタレントのエレン・デジェネレスも国外への脱出を決断した。
オドネルはトランプ大統領を避け、アイルランドに移住した。トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「オドネルは米国の利益にならない。市民権の剥奪に踏み切る可能性もあると警告した」と述べた。
また、英国に移住したデジェネレスも、移住がトランプ大統領を避ける目的であったことを認めている。
キッドマンはポルトガルのゴールデンビザ制度を利用し、移住手続きを進めているとみられる。同制度は、外国人が50万ユーロ（約8,599万9,756円）以上の不動産を購入した場合に長期滞在ビザを付与する仕組みである。キッドマンは既に首都リスボンに不動産を所有している。
さらに、リスボンから南約130キロに位置する高級ゴルフクラブ内の住宅も検討しているとされる。現地報道によれば、この地域は俳優ジョージ・クルーニーやパリス・ヒルトン、英国のユージニー王女など著名人に人気があるという。
トランプ大統領再選後、米国を離れた俳優にはコートニー・ラブ、リチャード・ギア、エヴァ・ロンゴリアが含まれる。カナダ出身の映画監督ジェームズ・キャメロンもニュージーランドに戻る意向を示している。
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