
ドイツに帰化してわずか1日で、ある移民の運命は完全に一変した。中東からドイツへ渡り、ベルリンで育ったアブドゥッラー氏は、苦労して手に入れたドイツ国籍を握ってから2日も経たないうちに、市民権剥奪の通知を受けた。理由は、彼がSNSに投稿したハマス支持の書き込みであった。
報道によれば、18日の『ビルト(Bild)』など海外発のニュースによると、アブドゥッラーという名前の移民がドイツに帰化した翌日、パレスチナ武装組織ハマスを支持する文章をオンラインに投稿した。
説明欄には「パレスチナの英雄たち(Heroes of Palestine)」という文言と緑色のハートの絵文字が含まれていた。
彼の投稿は即座にドイツの治安当局の目に留まった。
ベルリン移民局(LEA)は治安当局から当該事件の報告を受けた後、アブドゥッラー氏に意見提出のための4週間の猶予を与えた。その後、彼が回答しなかったため、彼の弁護士を通じて帰化取り消しを通知した。
当局は、帰化申請前に国籍法第10条および第11条に基づき、申請者の前科の有無、自由民主主義の基本秩序およびユダヤ人の生命保護に対する信念を審査し、関連する宣誓書の提出を求めている。
これを根拠に当局は、彼の宣誓を「虚偽の陳述」と判断した。
ドイツ国籍法は、不正に帰化した場合、その帰化を取り消すことができると規定している。テロ組織のための闘争、語学証明書の偽造、賄賂や脅迫などが発覚した場合、帰化は取り消される。
現在、ハマスは欧州連合(EU)でテロ組織に指定されている。報道によれば、この男性は帰化取り消し前にも親パレスチナ集会に何度も参加し、治安当局から注目を受けていたとされる。
















コメント0