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「たった親指の火傷が命取りに」元冒険家の40代男性、キャンプでの些細な怪我が敗血症を引き起こし両足切断へ

望月博樹 アクセス  

引用:Iclickart*この画像は記事の内容とは一切関係ありません
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アメリカの40代男性がキャンプ中に火傷を負い、その後敗血症により両足を失うことになった事件が伝えられた。

2日(現地時間)、アメリカのピープル誌とニューヨーク・ポストによると、昨年12月2日、サンディエゴ出身のアウトドア愛好家のマックス・アームストロング氏(40)が、コロラド州で友人たちとキャンプ中に、料理の入ったフライパンをテーブルに移動させる際に親指の一部に火傷を負ったという。アームストロング氏は大した怪我ではないと考え、特に気にせずにいたが、2日後に左足首が腫れ始めた。その時点では、キャンピングカーから降りる際に捻っただけだと思っていた。

2016年にメキシコからカナダまで151日間歩いた経験を持つアームストロング氏は、「これまでアウトドア活動を頻繁に行い、火傷や擦り傷、怪我などをよく負っていたので(最初は)あまり気にしなかった」と語った。しかし、抗生物質クリームを塗り、包帯を巻いても火傷は治らず、足の爪も紫色に変色し、痛みも感じるようになったという。

事態の深刻さを感じたアームストロング氏は、自ら車を運転して救急室を訪れた。医療スタッフはA群レンサ球菌が火傷部位に侵入し、それによって敗血症を引き起こしたと診断した。その後、アームストロング氏は医療チームの判断により、回復のための「人工的な昏睡状態(患者の脳機能を保護したり、苦痛を軽減するために薬物を使用して人工的に昏睡状態を誘導すること)」に置かれた。医師たちはアームストロング氏のそばにいる家族に、彼が回復しない可能性に備えるよう伝えた。

引用:ピープル誌
引用:ピープル誌

6日後の同月13日、アームストロング氏は幸いにも昏睡状態から目覚めた。その後、アームストロング氏は自分の両足が完全に黒く変色している姿に直面することになった。医師たちは足を正常な状態に戻すことは不可能で、切断が必要だと助言した。最初は信じられなかったが、アームストロング氏の母親が彼の足の裏を撮影した写真を見せた後、彼は足の切断を決意した。アームストロング氏は「足がひどく黒く変色し、血管も壊死していた」と述べ、「もう足を使えないと感じた。辛い決断だった」と語った。

その10日後、彼は3時間にわたる手術を受け、膝下の両足を切断した。アームストロング氏は「手術が私の(人生の)旅路において医学的に必要な過程だと受け入れた。望んでいたわけではないが、避けられないものだとわかっていた」と述べ、「手術は旅の次の段階に過ぎなかった」と語った。

アームストロング氏は先月14日に病院を退院し、スポーツ医学・リハビリテーション専門病院に移り、同月29日に退院した。生涯車椅子に頼ることになったアームストロング氏は、肩と上腕三頭筋を強化するリハビリ運動に取り組んでいる。前向きな姿勢を保つアームストロング氏は、今でも山に登れることを願っている。彼は「来年の今頃には間違いなく山でハイキングをしているはずだ」と語り、「この経験が他の人々に困難を乗り越えられることを示す機会になったと思う」と述べた。

望月博樹
editor@kangnamtimes.com

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