
台湾のコストコ・フードコートで、一部の顧客がホットドッグ用に提供されている無料の刻み玉ねぎをビニール袋に詰め込む様子が公開され、物議を醸している。
今月10日(現地時間)、香港メディア「バスティーユ・ポスト」などの海外メディアによると、台湾人女性3人がコストコのフードコートにある「セルフサービスの玉ねぎコーナー」の前に立ち、ポケットから持参したビニール袋を取り出して、刻み玉ねぎをかき集め始めたという。
それを目撃した店員が近づき、「玉ねぎは適量をお持ち帰りください」と注意した。女性たちは一旦その場を離れたように見えたが、そのうちの2人は店員が立ち去った後、再び戻ってきて、残っていた玉ねぎをさらに袋に詰め込んだ。
この様子を目撃していた買い物客の一人がその場面を撮影し、台湾地域のFacebookコミュニティに投稿した。この人物は「最初は収まったと思って撮影をやめたが、店員が去ったあとまた戻ってきた姿に驚いた」と語っている。
女性たちが詰めていた刻み玉ねぎは、コストコでホットドッグとともに無料で提供されているトッピングの一つだ。刻み玉ねぎには抗酸化成分であるケルセチンが豊富に含まれており、体内の炎症を抑え、血流を促進する効果があるとされている。また、含有される硫黄化合物には血圧を下げたり、コレステロール値を改善したりする働きもある。
このニュースを受けて、ネットユーザーは、「だからホットドッグに玉ねぎがなかったのか」、「子どもが見たら恥ずかしい行為だ」、「そこまでして玉ねぎが欲しかったのか」といった批判の声が寄せられている。
現時点でコストコ側は今回の件について公式な見解を発表していない。