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2025年06月04日水曜日
ホームトレンド【結婚が免罪符?】16歳少女を妊娠・中絶させた犯罪者男の保釈許可に非難殺到!インド高裁「結婚前提なら問題なし」

【結婚が免罪符?】16歳少女を妊娠・中絶させた犯罪者男の保釈許可に非難殺到!インド高裁「結婚前提なら問題なし」

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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未成年者への性的暴行の容疑で拘束されたインド人の男が、成人となった被害者と結婚すると主張し保釈を申請したところ、裁判所がこの申請を許可し、物議を醸している。

5月28日(現地時間)、海外メディア「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によると、インドのオリッサ州高等裁判所は2023年に児童への性犯罪保護法違反で収監された男A(26)に仮釈放を許可したという。

2019年、この男は当時16歳だった被害女性B氏(22)と結婚を約束した後、性的関係を持ち始めた。その後、B氏は2020年と2022年に二度妊娠したが、男はいずれも中絶を強要したという。

この件で男は2023年、18歳未満の未成年者を性的虐待や性的搾取から保護する児童性犯罪保護法(POCSO)に基づき拘束された。

しかし最近、男は「両家が結婚に合意し、釈放後直ちに結婚式を挙げることになった」と裁判所に仮釈放を申請したという。オリッサ州高等裁判所は二人の関係が合意の下に成立したと判断し、保釈を許可した。

サンジーブ・クマール・パニグラヒ裁判官は5月26日の判決文で「法的には重大な容疑だが、両当事者の年齢にあまり差がなく、事件が個人的な繋がりのある上で生じた」と強調した。

そして「両当事者および家族間の和解、そして両者の将来を考慮すると、被害者の尊厳を損なわない範囲で一時的な自由を許可することが適切である」と付け加えた。

このような裁判所の決定に対し、現地のネットユーザーから反発の声が上がっている。

ネットユーザーは「被告が被害者と結婚して刑務所を逃れようとしている。法はこのような偽善を見抜き、犯罪を厳しく罰するべきだ」、「未成年者との性行為は恋愛の有無にかかわらず犯罪だ」と怒りを表明した。「加害者に被害者を再び性的に暴行できるチャンスを与えているようなものだ」という批判も出ている。

一方、インド政府は昨年10月、夫婦間で発生するレイプを犯罪化すべきだとする市民団体の要求を拒否した。

当時、インド政府はこの要求に対し「過度に厳しい」とし、「夫が妻に性行為を強要できないのは当然であり、既存の法律でも夫婦間の性的暴力は十分に対処できる」と述べた。

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