
中国雲南省麗江で、1,000万元(約2億513万円)に当選した宝くじをうっかり洗濯してしまったにもかかわらず、当選が正式に認められるという信じ難い出来事が報じられた。
報道によると、チャン氏という男性は普段通り宝くじを購入した後、ズボンのポケットに入れたまま忘れてしまった。そのままズボンを洗濯機に入れて回してしまい、宝くじは乾いた状態でポケットに残ったという。
数日後、宝くじ売り場周辺で1等当選者が出たというニュースを聞いたチャン氏は、慌ててズボンのポケットを確認。そこから取り出した宝くじは、紙がしわくちゃで色褪せていた。
それでもチャン氏は雲南省スポーツ宝くじセンターに出向き、審査を受けた結果、当選番号と固有情報の識別が可能であると判断され、1,000万元の当選が正式に認定された。
センターの関係者は「宝くじが損傷していても、番号などの情報が確認できれば支払いに問題はない。ただし、著しく損傷して判別できない場合は無効となる」と説明している。
チャン氏は「20年以上、少額の宝くじを買い続けてきた。当たらなくてもスポーツ発展への寄付と考えていた。今回は本当に肝を冷やしたが、当選が認められてほっとした」と語った。
このニュースに中国のSNSユーザーたちは「紙切れ1枚が2億円…心臓が止まるかと思っただろう」「洗濯機のせいで全て失うところだった」「最後まで諦めなかったおかげで運を手にした」など驚きと祝福のコメントを寄せている。