「豊田父子、聖地で挑む」豊田章男”モリゾウ”＆大輔氏、トヨタの“志”背負い24時間耐久レースへ！

トヨタ・ガズー・ルーキー・レーシングは、6月19日から22日までドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に6年ぶりに参戦すると発表した。参戦車両はGRヤリスとGRスープラ GT4 EVO2で、再挑戦の背景には、「モータースポーツで鍛え、より良いクルマづくりを目指す」という豊田章男会長の理念がある。

豊田会長は「モリゾウ」というドライバーネームを用いて自らレースに参加しており、モータースポーツを通じた開発に強いこだわりを持っている。彼は、レーシングエンジニアたちがマシンを「壊して直す」プロセスを繰り返しながら成長していく姿勢を高く評価しており、そうした実戦経験がトヨタ車の進化に不可欠だと考えている。

今回は「ルーキー」という名称を公式チーム名に初めて掲げ、その意気込みを示した。モリゾウを中心に、実戦から学び取る姿勢を改めて打ち出した格好だ。そして、レースに出場する豊田大輔氏は、章男会長の実の息子である。

大輔氏は現在37歳で、2021年には元女優の星蘭ひとみと結婚している。今回のレースではGRヤリスでSP2Tクラスに出場し、父・モリゾウのすぐ後ろを走る予定だ。