
最近、カナダのある小学校で、子どもたちの登下校を担当していた男性バス運転手が女子生徒の制服風の衣装を着て物議を醸し、解雇されたことが明らかになった。
22日付の「ニューヨーク・ポスト」によると、カナダ・オンタリオ州ウッドブリッジで、中年の男性運転手がセーラー服とウィッグを着用したまま、小学校のスクールバスを運転し、子どもたちを下校させたという。
SNSなどに公開された映像では、運転手はピンクのスカートとレース付きのセーラー服を着てスクールバスの前に立っており、へそを出した状態だった。さらに、バスには「ロリータ・ライン(Lolita’s Line)」という名前まで付けられていた。
この様子を見た住民の1人が「そんな服装で子どもたちを迎えに来たのか」と尋ねると、男性は「そうだ」と答え、さらに住民が「なぜバスの名前がロリータラインなのか」と問うと、その質問には返答せず、男性はその場を立ち去ったとされている。
この映像を見たネットユーザーたちは「子どもたちを守らなければならない。『ロリータ』の意味を調べればすぐ分かる」、「小児性愛が『寛容』という名で正当化されている」などのコメントを残した。
『ロリータ』とは、1955年に出版されたウラジーミル・ナボコフの小説で、中年男性教授が12歳の少女に病的な執着心を抱き、性的虐待を行う内容が描かれている。
運転手の服装をめぐる論争が広がると、当該学校側は「バス会社と協議の上、当運転手を運行から外した。今後同様の問題は発生しないはずだ」と発表した。
なお、この男性は教育委員会が直接雇用した人物ではなく、外部の民間企業に所属する運転手であることが明らかになった。
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