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2025年06月26日木曜日
ホームトレンド「女性ばかり145人刺された...」音楽祭を襲った「注射テロ」で容疑者12人を一斉逮捕!注射器の中身は性犯罪薬物か

「女性ばかり145人刺された…」音楽祭を襲った「注射テロ」で容疑者12人を一斉逮捕!注射器の中身は性犯罪薬物か

引用:gettyimagesbank
引用:gettyimagesbank

フランスで開かれた音楽祭の最中、145人の女性が正体不明の注射針に刺されたという被害報告が寄せられ、警察が捜査に乗り出した。

22日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)などの海外メディアによると、フランス警察は前日、フランス全土で行われた音楽祭「フェット・ド・ラ・ミュジーク(Fête de la Musique)」において、少なくとも145人が注射針で刺される被害を受けた件に関連し、容疑者12人を逮捕したと発表した。

いわゆる「ニードル・スパイキング(needle spiking)」と呼ばれるこの犯行は、腕や脚、臀部など身体の部位に注射針で疑わしい物質を注入する手口である。

被害者の一部は針に刺された後に気を失ったり、悪寒や倦怠感を訴えたりしたと証言しており、当局はロヒプノールやGHBなど、性犯罪に使われる薬物が含まれていた可能性について調べている。

「フェット・ド・ラ・ミュジーク」は毎年6月21日にフランスで開催される大規模な音楽祭で、全国各地のプロ・アマチュアの音楽家たちが公園や街角を舞台にパフォーマンスを繰り広げる。

しかし、この祭りの開幕前には、スナップチャットなどのソーシャルメディア(SNS)上で、祭りの期間中に女性を標的にした薬物テロを予告する書き込みが拡散され、懸念が高まっていた。フランス警察は捜査を進めながらも、数百万人が楽しむ祭りを中止することはできなかったと伝えられている。

パリ警察庁は今回の事件について、首都圏だけで少なくとも13件の注射針による攻撃事例が確認されたと発表した。パリ検察によると、15歳の少女と18歳の男性を含む3人がそれぞれ異なる場所で刺されており、全員がその後、体調の異変を感じたと証言している。

ただし、一部の専門家は、被害報告の中には注射器攻撃に関する報道に影響を受けたパニック反応の可能性もあると指摘している。実際、現地メディアによると、注射針に刺されたと主張する少女を検査の結果、注射針ではなく引っかき傷だった可能性が高いと報じられている。

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