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2025年06月26日木曜日
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【まさに狂気】保険金欲しさに“10時間ドライアイス浸け”…台湾大学生、代償は両脚切断

台湾の20代大学生が保険金を狙い、ドライアイスに10時間以上も足を浸けた結果、両脚を切断するという悲劇的な結末を迎えた。しかし、この無謀な計画は詐欺だったことが判明し、法の裁きを受けることとなった。

香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」が25日に報じたところによると、台湾高等法院は20日、保険詐欺の容疑で起訴されたチャン被告に懲役2年・執行猶予2年の判決を言い渡した。

引用:サウスチャイナ・モーニング・ポスト
引用:サウスチャイナ・モーニング・ポスト

共犯として犯行に加担した中学校時代の同級生リャオ被告には、より重い懲役6年の実刑判決が下された。

この衝撃的な事件は2023年1月26日に発生した。当時、台北のある大学に在学中だったチャン被告は巨額の保険金を狙い、5つの保険会社で計8種類の保険に加入していた。保険金を手に入れるため、チャン被告はリャオ被告と共に極端な計画を立てたという。

恐ろしい自傷行為と虚偽の供述

2人は市中でドライアイスを購入した後、台北市中山区にあるリャオ被告の自宅へ向かった。

そこでチャン被告は、ドライアイスを満たしたバケツに素足を入れた。そしてリャオ被告は、チャン被告が激痛で中断しないよう、プラスチックの紐で椅子にしっかりと体を縛りつけた。

チャン被告は、午前2時から正午までおよそ10時間もの間、氷点下のドライアイスの中に足を浸けたまま耐え続けた。

この過程はすべて、リャオ被告が証拠として写真と映像で記録していた。

事件から2日後、チャン被告は台北馬偕(マッケイ)記念病院の救急外来を訪れた。病院に到着した時には症状は深刻で、両脚の脛から下に重度の凍傷があり、骨と筋肉の壊死が進行していた。

結局、チャン被告は「第4度凍傷」と診断され、両脚の切断手術を受けなければならなかった。

手術後、2人は「深夜にバイクに乗っていたところ、脚が冷えて深刻な凍傷を負った」と虚偽の供述をし、保険金を請求した。

約2億円の保険詐欺を試みるも、結局発覚

2人は、5つの保険会社に加入していた8件の保険を通じ、合計4,126万台湾ドル(約2億549万5,732円)の保険金を請求した。

そのうち1社は23万6,427台湾ドル(約117万7,855円)を支払ったが、残りの4社は不審な点に気づき、支払いを拒否した。

結局、5社全てが警察に通報し、検察はチャン被告とリャオ被告を詐欺および故意による自傷での重傷罪で起訴した。

裁判所は、リャオ被告が主導的役割を果たしたと判断し、より重い刑を言い渡した。

一方、チャン被告については、極度の苦痛を受けたことや一部保険会社と和解した点を考慮し、執行猶予付きの判決となった。

この事件は台湾社会に大きな衝撃を与えた。あるネットユーザーは「欲望が引き起こした惨劇」と批判し、別のユーザーは「あり得ない計画のせいで一生車椅子生活になった。自分の人生を自ら壊した」と指摘した。

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