
中国・四川省のあるカフェで、煮込んだ豚のホルモン串をトッピングした一風変わったラテメニュー「豚ホルモンラテ」が登場し、現地で話題となっている。
このラテは、コーヒーの上に甘辛く煮込んだ豚ホルモンの串を飾りとしてのせたものだ。価格は1杯32元(約645円)で、今月初めに販売が開始された。
カフェのオーナーによれば、「この地域では『紅焼肉(ホンシャオロウ)』風に味付けした豚ホルモン料理が非常に人気で、地元の代表的な味を広めたいと思い、コーヒーと組み合わせた新メニューを考案した」とのことだ。
ホルモンは市内の有名な飲食店から調理済みのものを仕入れて使用しており、ラテ自体にも煮込み汁が約6グラム加えられている。
味については「塩気と甘みが絶妙で、塩キャラメルや甘じょっぱいチーズのような味わい」と説明されている。
発売後、この豚ホルモンラテは中国版SNS「百度(バイドゥ)」などを通じて話題となり、カフェの売上は従来の4倍以上に跳ね上がったという。来店客の約8割がこのラテを目当てに訪れているという。試飲したある客は「見た目に反して意外とおいしい」とコメントしている。
なお、中国では今年3月にも雲南省のカフェが揚げたバッタや竹虫をトッピングしたラテを販売し注目を集めた。こちらは現地で一般的なおかずとして親しまれており、カフェ側は「よく洗ってから揚げ、ラテにのせるだけ」と説明している。価格はおよそ1,390円から1,810円で販売されていた。
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