26.5 C
Tokyo
2025年07月02日水曜日
ホームトレンドおもしろ「広告より金がほしかった!」息子に対する父の“1億円愛”が空回り?

「広告より金がほしかった!」息子に対する父の“1億円愛”が空回り?

引用:Wikipedia
引用:Wikipedia

東京・足立区で不動産会社を経営する男性が、「息子の可愛さを多くの人に知ってもらいたい」との思いから、自身の息子を主役にした広告を展開。その広告費用として大金を投じたというエピソードが、中国のSNSでも注目を集めている。

10日付のサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、足立区では「ゆうくん」という名前で知られる少年の笑顔が、歩道橋やバス、コンビニエンスストアなど、街のあちこちに広告が掲示されている。

「ゆうくん」は子役でもモデルでもなく、いわゆる「神童」でもない。父親は「幼い頃の息子があまりにも可愛くて、東京中の人に見てもらいたかった」と語り、その願いを実現するために1億円をかけて広告を制作したという。

広告には10種類以上の異なる表情を収めた写真が使用されており、なかでもストリートパフォーマーに驚いて泣き出す姿が映された1枚は、地下鉄の駅入口に2メートルの大型広告として掲示され、特に人気を集めている。

父親は現在も広告の更新を続けており、今後は新たな不動産プロジェクトのプロモーションにも、撮り下ろしの写真を活用する予定だという。

一方で、今年16歳になる「ゆうくん」本人は、自身が街で「有名人」のように扱われることにあまり乗り気ではないようだ。

彼は「本当に嫌だ。そんなに可愛いと思うなら、お金を僕の口座に振り込んでほしい」と冗談交じりに語り、「小さい頃の僕だと気づかれないかもしれないけど、今は年齢的にも恥ずかしい」と心境を明かした。

この親子のエピソードは、日本のテレビ番組『月曜から夜ふかし』でも紹介され、中国のネットユーザーの間でも話題となった。

あるユーザーは、「中国のことわざに『父の愛は山のようだ』というのがあるけど、この日本のお父さんの愛は広告塔のように重い」とコメントし、笑いを誘った。

SCMPは、「中国では親が愛情表現を控える傾向がある一方で、日本では子どもの顔を街中に掲示するという独特な方法で愛を示すこともある」と伝えている。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了