高級スポーツカーのエンジンから出火?世界一高価な「火事見物」をした人々
走行中の高級スポーツカーが突然炎上し、それを見物しようと人々が殺到したため、一時的に道路が麻痺する事態となった。
3日(現地時間)、オンラインメディア「バスティーユ・ポスト(Bastille Post)」の報道によると、先月29日、中国・四川(シセン)省成都(セイト)市の道路を走行中だった6億ウォン(約6,300万円)相当の高級スポーツカーから黒煙が立ち上り始めた。
運転手は車両のボンネット部分で火災が発生しているのを確認すると、すぐに車を降りて警察に助けを求めた。

幸いにも運転手は車両から離れた後に火が燃え広がったため無事だったが、エンジン付近から始まった火は瞬く間に拡大し、高額な車両を激しく焼き尽くした。
この日、突然炎上した車は高級車の代名詞とも言えるロールス・ロイス・カリナンだった。
これはロールス・ロイスが初めて発売したSUVモデルで、「雲のような乗り心地」と称され、今年5月には韓国国内だけで6台が販売された車種だ。

多くの人々の憧れであるロールス・ロイス・カリナンが燃える姿に、周囲の車や歩行者は思わず足を止めた。
車が燃えているという危険な状況にもかかわらず、人々は「世界一高価な火事見物」とばかりに現場にとどまり、その結果、一時的に交通渋滞を引き起こした。
さらに、現場に急行した警察車両が道路の中央分離帯に衝突する事故まで起き、道路の混雑は一層深刻化した。
これを見たネットユーザーたちは、「本当に買おうとしていたけど、怖くて買えなくなった」「どれだけお金持ちでもカリナンが燃えたら心配になるだろう」「あんなに近くで見物していて、もし爆発したらどうするんだ」といった反応を示した。
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