
米カリフォルニア州に住むある女性が、注文した覚えのないアマゾンの荷物に1年以上も悩まされ続けていたという信じがたい出来事が話題になっている。
現地メディアによると、女性の自宅には日々大量の宅配便が届き、ある日は玄関先が箱で埋もれてしまうほどだったという。配送されてきたのは、中国のオンライン業者から返品された車用シートカバーなどで、その数は数百点にもおよぶ。
原因は、ある海外販売業者が顧客の返品先住所を、この女性の自宅に誤って設定していたことにあった。女性は何度もアマゾンに苦情を申し立てたが、「再発はしない」との返答だけで、荷物の到着は止まらなかった。
この異常事態により、玄関と車庫はダンボールで溢れ返り、障害を持つ母親が家に入れなくなる日もあったという。女性は「家に帰るたびに荷物が積まれていて、地獄のようだった」と語る。
ようやく最近になって、アマゾンが事態の深刻さを認識し、1年分の荷物をすべて撤去。今後は規定に基づいて対策を講じると約束したという。
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