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2025年07月26日土曜日
ホームトレンド「MLB元投手の転落」日本球界でも活躍のセラフィニ、財産散財の末に不倫、義父殺害で有罪判決

「MLB元投手の転落」日本球界でも活躍のセラフィニ、財産散財の末に不倫、義父殺害で有罪判決

MLB元投手セラフィニ、義父殺害で有罪判決

メジャーリーグや日本プロ野球で活躍した元投手ダン・セラフィニ被告(51)が、義父を殺害し義母を襲撃した容疑で第一級殺人および殺人未遂の罪に問われ、アメリカ・カリフォルニア州プレイサー郡の裁判所で有罪評決を受けた。

『AP通信』など複数の現地メディアによると、判決は今後数週間以内に言い渡され、仮釈放なしの終身刑が科される可能性があるという。

引用:フェイスブック
引用:フェイスブック

事件は2021年6月、カリフォルニア州タホ湖近郊にある義親の自宅で発生した。セラフィニ被告は銃を所持して家に侵入し、義父を射殺、義母にも重傷を負わせた。義母はその後約1年にわたり生死の境をさまよった末に亡くなっている。

動機は「牧場経営」と「愛人」が絡んだ金銭トラブル

検察によると、セラフィニ被告は義父との間で牧場事業に関連する資金提供を巡り深刻な対立を抱えていた。提示されたメールやテキストには、被告が義父母を殺害すれば2万ドル(約300万円)を支払う意向を周囲に漏らしていた内容も含まれていた。

さらに衝撃的なのは、事件にはセラフィニ被告と不倫関係にあった女が共犯として関与していた点である。この女は被告の妻の友人で、事件当時は家族のベビーシッターとして生活を共にしていた。検察は彼女から犯行への加担を認める自白を得た。

弁護側は「事件当日の防犯カメラに映った人物はセラフィニ被告と体格が異なる」と主張したが、陪審員はこの弁明を退けた。

華やかな球歴とスキャンダルにまみれた転落劇

セラフィニ被告は左腕の投手として、1996年から2007年までMLBで活動し、通算15勝16敗、防御率6.04という成績を記録した。2004年からは千葉ロッテマリーンズとオリックス・バファローズでもプレーしており、日本球界でも一定の実績を残していた。

その後、2007年に米国へ戻りコロラド・ロッキーズで再びメジャーの舞台に立ったが、シーズン終了後に薬物検査で陽性反応が出て処分を受けた。以降はメキシコリーグへと活躍の場を移し、最終的には表舞台から姿を消した。

名選手として一時代を築いた男の末路は、あまりにも劇的で悲劇的だった。

引用:GettyimagesKorea
引用:GettyimagesKorea

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