
イングランド・プレミアリーグ(EPL)アーセナル出身FWのジェイ・エマニュエル・トーマス(34歳)が、麻薬密輸容疑で実刑判決を受けた後、出所してわずか1ヶ月で新たなチームと契約し、現役復帰を果たす。
ニューシスの報道によれば、現地時間23日に英紙デイリー・メールが、イングランド6部リーグ(ナショナルリーグ・サウス)のAFCトットンがエマニュエル・トーマスの加入を正式に発表したと伝えた。
AFCトットンは「彼のチャンピオンシップやスコットランドリーグでの経験が、我々のチームに大きな貢献をもたらすだろう」とコメントした。
エマニュエル・トーマスは2023年9月、ロンドン・スタンステッド空港にて60万ポンド(約1億631万円)相当の大麻を密輸しようとしたとして逮捕された。
押収された麻薬は、彼の交際相手を含む2人の女性が旅行かばんに隠し持ち込もうとしたものであった。
10ヶ月の服役を経て仮釈放されたエマニュエル・トーマスは、AFCトットンと契約を交わし現役復帰を果たした。
法廷では、検察側がエマニュエル・トーマスが女性たちのタイ訪問を主導するなど、犯行計画に積極的に関与していたと主張。裁判所は「その過ちは、あなたを選手ではなく犯罪者として人々の記憶に残すだろう」と非難した。
エマニュエル・トーマスは反省文で「過去1年は人生で最も苦しい時期だった」と述べ、「自分の行動を深く後悔している」と語った。弁護側は「当時の極度の経済的困窮が、致命的な判断ミスを招いた」と主張した。
エマニュエル・トーマスはアーセナルのユースアカデミー出身で、2009年のFAユースカップ優勝に貢献。その後、ブラックプール、カーディフ、ドーセットなどの下位リーグや、インド、タイなど海外のリーグを渡り歩いた。直近ではスコットランドのグリーノック・モートンに所属していたが、大麻密輸容疑で逮捕を受け、即座にチームから離れることとなった。
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