
バンド・コールドプレイのコンサート中に不倫現場を撮影された米IT企業アストロノマーのアンディ・バイロン元CEOが、コールドプレイおよびコンサート主催者に対して法的措置を検討していることが明らかになった。
『エコノミック・タイムズ』は現地時間29日、バイロン元CEOがコールドプレイと主催者を相手に訴訟準備を進めており、この報道を受けて世論からの批判が相次いでいると伝えた。
米メディア『ページ・シックス』は、バイロン氏側が「撮影や公の場での侮辱に同意していなかった」とし、コールドプレイによって深刻な精神的苦痛とプライバシーの侵害を受けたと主張していると報道した。
しかし法曹関係者の間では、バイロン氏が訴訟で勝利する可能性は低いとの見方が強い。
MSD法律事務所のキャムラン・ダウラシャヒ弁護士は「不倫の事実を否定できれば、名誉毀損を理由に訴訟を起こせる可能性はある」とコメントしている。
また別の法律専門家は、「数千人の観客やカメラが存在する公開されたコンサート会場では、プライバシーの保護を期待するのは現実的ではない」と指摘した。
これに対してネット上では「自分の行動に責任を取らず、他人のせいにしているだけ」「不倫を強要したわけでもないのにコールドプレイに責任転嫁するのはおかしい」など、批判的な声が多く上がっている。
一方、ゴシップ系コラムニストのロブ・シュター氏によれば、報道を聞いたコールドプレイ側は特に取り合わず、軽く笑い飛ばしたという。なお、現時点ではバイロン元CEO側による正式な訴訟提起は確認されていない。
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