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「5000年前の少女の腕が切断されていた!?」古代エジプト墓で衝撃の遺骨発見…実は“神聖な埋葬文化”の一端か

竹内智子 アクセス  

引用:A. Alcouffe et al., J. Archaeol. Method Theory (2025) / CC BY 4.0
引用:A. Alcouffe et al., J. Archaeol. Method Theory (2025) / CC BY 4.0

約5000年前の古代エジプトの墓から、10代少女の「切断された腕」が発見された。科学界に衝撃を与える発見だ。

英紙『ザ・サン』など海外メディアは、エジプト・ナイル川西岸のアダイマ(Adaiima)古代墓地で発掘された遺骨が、死後に斧のような道具で切断され、精密に再配置されていたと25日付で報じた。

調査によると、切断部位は右肘付近で、筋肉組織はフリント(火打石)製の刃物によって切断された痕跡が確認されている。切断された右腕と手は、生前の位置に近い形で丁寧に配置されており、左腕も90度以上曲げられて体に密着していた。

引用:A. Alcouffe et al., J. Archaeol. Method Theory (2025) / CC BY 4.0
引用:A. Alcouffe et al., J. Archaeol. Method Theory (2025) / CC BY 4.0

考古学者らは、右腕の切断は単なる破損ではなく、左腕との対称性を意識した象徴的な行為である可能性が高いと見ている。

この遺骨は、紀元前3300年から2700年頃に埋葬されたものと推定されている。

専門家たちは、少女の右腕切断が古代の宗教儀式や精神的信仰と深く関係していると分析する。実際、遺体は冬至の日没方向に合わせて埋葬されており、棺も夜空で最も明るい星「シリウス」と一直線に並ぶように配置されていた。

古代エジプト神話では、女神イシスが殺害された夫オシリスの切断された遺体を集めて復元したとされ、シリウスはイシスが天に昇った姿と結び付けられている。このことから、今回の埋葬も再生や復活への信仰を象徴している可能性がある。

引用:A. Lecler, IFAO
引用:A. Lecler, IFAO

アダイマ墓地は約30万平方メートルの広さを誇り、これまでに900基以上の墓が調査された。研究チームはAI分析を活用し、多様な埋葬形態と精神的象徴体系の解明を進めている。

墓地内では、冬の太陽光や夏の夕日を意識した方向に配置された遺骨のほか、象牙製の模型船、精巧な装飾品、複数の棺も発見されている。これらは、埋葬された人物と共同体が抱いていた宇宙観や死後世界への信仰を反映しているとされる。

中には、成人の遺体の胸元に子供の骨が置かれた例や、女性の手にブレスレットの破片が握られていた例もあり、祖先崇拝や死後の魂への祈りの形が浮かび上がる。

研究チームは「古代エジプトの初期宗教は、王権によって新たに創出されたものではなく、長きにわたり共同体で受け継がれてきた埋葬儀礼、神話、宇宙秩序への信念が、王室信仰として再構築されたものだ」と結論付けている。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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