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2025年08月07日木曜日
ホームトレンド「ここまで大破するとは」...新型旅客機“A321XLR”、離陸直後に猛禽類の衝突で機体破損!乗客182人が緊急避難

「ここまで大破するとは」…新型旅客機“A321XLR”、離陸直後に猛禽類の衝突で機体破損!乗客182人が緊急避難

スペインで新型旅客機が離陸直後に鳥と衝突し、大きな損傷を受けて引き返す事態が発生したと、デイリー・メールやドイツ通信社(DPA)などが3日(現地時間)に報じた。

この日の午後、アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港を出発し、フランス・パリへ向かう予定だった「イベリア航空」IB579便のエアバス機が、離陸直後に大型の鳥と衝突した。衝突により機体前部が深刻な損傷を受け、乗務員は緊急事態を宣言し引き返しを要請した。旅客機は近くの空域を短時間旋回した後、バラハス空港に着陸した。

当時、機内には182名の乗客がおり、着陸まで全員が酸素マスクを着用していた。無事着陸後、乗客らは同日の夕方、別の便でパリへ出発した。負傷者はいなかったという。

事故機はエアバスの新型機「A321XLR」で、就航からわずか数週間だったと海外メディアは伝えている。着陸後の写真では、機首のレドーム(レーダードーム)が大きく損傷している様子が確認できる。ジェットエンジンの1基も損傷しており、エンジン内に衝突したとみられる鳥の姿も写っていた。

衝突した鳥は、鷲などの猛禽類だったと伝えられている。このような鳥との衝突(バードストライク)は、空港での離着陸時に起こる代表的な危険要因の一つとされる。空港側は滑走路付近での鳥との衝突を防ぐため、様々な対策を講じているが、専門家は完全に回避することは困難だと指摘する。

バラハス空港の管制官、フアン・ゴメス氏 (Juan Gómez)は地元メディアとのインタビューで、鳥との衝突は比較的よくある現象であり、今回の事故機の場合、写真で確認できるほど衝突時の衝撃は大きくなかったと述べた。彼は「航空機の前部は気象レーダーを搭載するため、非常に軽量な素材で作られている」と説明した。

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