
「娘の目の前でカモメ押さえ死亡させる」現場騒然、警察に抵抗も
米ニュージャージー州の遊園地で娘のフライドポテトを奪ったカモメに激怒し、素手で殺害した30歳の男が、大陪審によって動物虐待の容疑で起訴された。米ニューヨーク・ポストが19日付で報じた。
起訴されたのは、フランクリン・ジグラー被告。事件は昨年7月6日、ニュージャージー州のノースワイルドウッドの遊園地で起きた。
当時、娘が散歩道に座ってフライドポテトを食べていたところ、カモメが急降下して食べ物を奪った。これに怒ったジグラー被告はカモメをつかみ取り、その場で殺害したとされる。
その後、カモメの死骸を手にしたまま園内を歩き回り、スタッフにゴミ袋を要求した。目撃者が警察に通報し、現場に駆けつけた警察官に対しても敵意をあらわにし、現場で激しく抵抗したという。
同被告は公務執行妨害と動物虐待の容疑で現行犯逮捕された。事件の波紋は広がり、「ペットの飼育を禁止すべきだ」として、約4万3000人がオンライン請願に署名した。
米国では1918年に制定された渡り鳥条約法により、カモメを含む渡り鳥の「追跡、狩猟、捕獲、殺害、販売」は法律で禁じられている。
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