「注意を無視して睨むとは…」SNSで怒りの声広がる
韓国・高速バスの座席にペット犬を直接座らせた乗客の姿が公開され、SNS上で非難の声が相次いでいる。
問題となったのは、今月5日に韓国の自動車関連オンラインコミュニティ「ボベドリーム」に投稿された1件の書き込みだ。
投稿者A氏は「ソウルから釜山（プサン）へ向かう高速バスでの出来事」とし、「出発直後、前の座席の女性が移動用ケージから犬を取り出し、隣の空席に座らせた」と当時の様子を写真と共に伝えた。
「移動用ケージに入れてください」との指摘も無視
写真には、移動用ケージを所持しているにもかかわらず、犬を腕に抱いて座っている女性の姿が写っていた。
A氏が「移動用ケージに入れていただけませんか？」と声をかけたところ、女性はようやく犬を抱き上げたという。しかし、それ以前は犬を人の座席に座らせていたと説明している。
また、同乗していたバスの運転手も問題視したが、女性はむしろ注意したA氏を睨みつけたという。
これに対しA氏は「公共の場で犬を座席に座らせるなんて非常識すぎる。そんなことは自家用車の中でやるべきだ」と怒りをにじませた。
この投稿に対して、ネットユーザーからは「犬が犬を育てているようなもの」、「ルールを知らなかったのなら仕方ないが、注意された後も従わないのは問題」、「最近は暑さのせいかおかしな人が増えている」といった批判的なコメントが多数寄せられた。
法令では「移動用ケージ使用」が義務
韓国の旅客自動車運輸事業法施行規則によると、補助犬を除く動物を車内に持ち込む際は、移動用ケージ等の使用が義務付けられている。安全運行と他の乗客の利便性確保のため、違反行為は制止の対象とされている。
特に高速バスでは、犬を同伴する場合、縦50cm・横40cm・高さ20cm未満の移動用ケージに入れる必要があり、移動用ケージが座席を占有する場合は正規の運賃を支払って座席を購入しなければならない。
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