
韓国のある駐車場で車が15ヶ月の幼児をひき、踏みつけた後、そのまま逃走する犯人の姿が捉えられた。
8月4日、YouTubeチャンネル「HANMOONCHULTV」にて、今年6月にキョンブクのある駐車場で発生したひき逃げ事故の映像が公開された。
映像には、母親が駐車場で子どもを後ろに残し、自身の車へ急いで向かう様子が映っている。幼児は不安定な足取りで母親を追いかけている姿が確認できる。その後、幼児の横に停車していた車が動き出し、幼児をはねたまま走り去った。
遅れて事故に気づいた母親が幼児を抱き上げ、犯人に向かって叫んだが、車はそのまま姿を消した。

事故を起こした運転者は、当時、幼児に気づかなかった上、車の揺れも感じなかったと供述しているという。しかし、映像では事故車両が幼児をはね、その上を通過する際に明らかに2回揺れる様子が確認されている。
幼児の背中にはタイヤの跡が残っていたが、幸いにも打撲以外の大きな外傷はなかったと報告されている。
この事故で運転者は警察の取り調べを受けたものの、「不起訴」となり、捜査は終結したという。
ハン・ムンチョル弁護士は、幼児が重傷を免れたのは奇跡的だとし、駐車場では子どもの手を握るか抱いて歩くべきだと指摘した。さらに、犯人が幼児に気づかなかった可能性はあるものの、車の揺れを感じなかったという主張には虚偽の可能性があると述べ、捜査終結に対して警察署長に異議申し立てを行い、通称「ポリグラフ」と呼ばれる噓発見器による検査も検討すべきだとアドバイスした。
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