33.7 C
Tokyo
2025年08月08日金曜日
ホームトレンド「命の代償としては安いのか」登山禁止区域で遭難、ヘリ2機出動の救助費244万円請求へ

「命の代償としては安いのか」登山禁止区域で遭難、ヘリ2機出動の救助費244万円請求へ

引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:記事の内容と関連しAIツールで作成されたイメージ*この画像は記事の内容と一切関係ありません

イギリス人登山者、登山禁止区域の標識を無視して遭難、1万4,225ユーロ(約244万円)の「命の代償」を支払う羽目になった。

イギリスの「ガーディアン」によると、5日(現地時間)、60歳のイギリス人男性Aさんは先月31日午後3時30分頃、イタリア北部ドロミーティ山脈の標高2,500mの岩場で落石が続いているとの理由で救助を要請した。

Aさんが救助を求めた場所は、先週から土砂崩れの危険が高まっており、登山道入口には警告が出されていた。悪天候下で落石が続き、土砂崩れの懸念から救助隊に助けを求めたという。

通報を受けた近隣の救助隊はヘリコプターを出動させ、Aさんを救助。遭難事故は一刻を争う状況で、悪天候にもかかわらず、男性救出のためにヘリコプター2機と多数の人員が動員された。

地域の高地山岳救助サービスは「登山道入口には英語とイタリア語で『立入禁止』の標識と『引き返せ』という警告が掲示されていた。しかし男性は、道が封鎖されていることも標識の存在も知らなかったと主張した」と述べ、「生還できただけでも幸運だった」と語った。

警告を無視した代償として、Aさんには1万4,225ユーロ(約244万1,889円)の救助費用が請求された。うち1万1,160ユーロ(約191万5,162円)は計93分間のヘリコプター使用料である。イギリスはEU非加盟国であるため、救助費用がより高額に設定された。

地域の保健当局者は現地メディアに「ヘリコプターは悪条件下や緊急救助に不可欠だ。そのため、タクシー感覚で利用されるべきではない。本当に救助が必要な人々まで危険にさらす可能性がある」と語った。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

モバイルバージョンを終了