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2025年08月08日金曜日
ホームトレンド「あんた、○○ないじゃん!」10歳息子を空港に置き去り…両親だけがバカンスへ スペインで波紋

「あんた、○○ないじゃん!」10歳息子を空港に置き去り…両親だけがバカンスへ スペインで波紋

引用:iclickart*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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スペインの空港で、出国に必要な書類が揃っていなかった10歳の息子をターミナルに残し、両親だけが飛行機に搭乗してしまう出来事が発生し、波紋を呼んでいる。

英紙『デイリー・メール』によると、空港勤務を名乗る女性リリアン氏がSNSを通じて、この件を告発した。航空運航調整官として働いていた彼女は、少年から「両親はすでに飛行機に乗って母国へバカンスに出発した」と聞いたと証言。この内容を投稿した動画は32万回以上再生され、大きな注目を集めている。

少年はスペインのパスポートが期限切れで、必要なビザも所持していなかった。これを知った両親は空港で親戚に連絡し「子どもを頼む」とだけ伝えた後、少年を残してそのまま搭乗したという。リリアン氏は「これは普通のことなのか」と疑問を投げかけ、「空港警察も唖然としていた」と話した。国際線では一定年齢以上の未成年が保護者なしで搭乗できる場合もあるが、書類不備で出国できない子どもを空港に置き去りにする事例は極めて異例だ。

過去にも似た事例がある。2018年、ドイツ・シュトゥットガルト空港では、夫婦が互いに「相手が子どもを連れている」と思い込み、5歳の娘を置き去りにしたまま出国。2023年には米ニューアーク空港で、保護者が目を離した隙に2歳児が荷物用コンベヤーベルトに乗り、内部に運ばれる事故も起きている。

リリアン氏は今回の件を「空港での勤務で最も非現実的な出来事」と評し、「親は親戚に連絡したものの、子どもが30分待つのか3時間待つのかも分からない状況で、平然と飛行機に乗って行ったことは理解できない」と非難した。空港当局は両親の預け荷物を機内から降ろし、警察が事情聴取を行ったが、現時点で逮捕の有無は明らかになっていない。

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