
アルゼンチンで高齢ホームレスを自宅に誘い入れ、殺害後に遺体を切断・損壊していたとされる連続殺人犯が逮捕された。
5日(現地時間)、『AFP通信』と米『CBS』の報道によれば、アルゼンチン警察は殺人容疑でマティアス・フラード容疑者(37)を拘束。フラードは毎週金曜日に高齢ホームレスを標的にし、少なくとも5人を殺害した上で遺体を損壊した疑いが持たれている。
警察が自宅を急襲した際、屋内からは骨、血痕、皮膚片、さらには鼻までが発見された。その場にはフラードの甥と名乗る16歳の少年も居合わせ、「叔父は金曜午後に外出し、夜になると別の人物と帰宅していた」と証言。仕事や酒を餌に被害者を誘い込んでいた可能性が高いという。
少年はさらに「叔父は彼らを殴打し、殺害した後に遺体を切断して焼却し、ゴミ袋に詰めて外に捨てていた」と証言した。フラードは容疑を否認している。
警察は発見された遺体片のDNA鑑定を進め、失踪者家族からのサンプルと照合を行っている。地元メディアによれば、フラードは17歳の頃から犯罪歴があり、これまでに3度服役していた。
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