メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「お前たちもケンカ観戦が好きなんだな!」サルが“争う映像”に高い関心、序列の低い個体ほど“より集中”することも判明

織田昌大 アクセス  

サルも人間と同じく「ケンカ見物」が好き?

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

多くの人が格闘技など暴力的または対立を描いたコンテンツを好むように、サルもサル同士が争う映像に強い関心を示すことが明らかになった。知らないサルよりも見慣れたサルが登場する映像を好み、群れの中で序列が低いサルほど、他のサルの対立に注意を払う傾向が強いという。

オランダ・ユトレヒト大学のエリザベス・スターク生物学教授の研究チームは、サルが他のサルの登場する様々な映像にどう反応するかを分析し、その結果を9日(現地時間)、国際学術誌『Animal Cognition(動物認知)』に発表した。

研究チームは、オランダ霊長類研究センターにいるカニクイザル(学名:Macaca fascicularis)28頭に2分間の映像を見せ、視聴時間や反応行動を記録した。映像は全8種類で、所属する群れの仲間や、一度も見たことのない見知らぬサルが登場する構成となっている。

映像に登場するサルは、互いに争う(対立)、毛づくろい(グルーミング)、走る、ただ座っているという4種類の行動を見せた。

その結果、サルたちは「争う」映像に最も強い関心を示し、「走る」映像がそれに次いだ。一方、「毛づくろい」や「ただ座っている」映像は関心が最も低かった。

研究チームは「人間において暴力的なメディアが人気を集めるという研究結果はすでに数多くあるが、今回の研究は、人間以外の霊長類も対立や攻撃性に惹かれる可能性があることを示すものだ」と説明している。

人間と同様にサルも社会的動物であるため、群れへの帰属意識が必要であり、他個体の攻撃性に注意を払うことは生存上有利な反応であるとし、進化論的にも理にかなっていると指摘した。

また、テレビに知り合いが映ると関心が高まるように、サルも自分の群れの仲間が映像に登場すると集中度が高まった。これは、見知らぬ個体よりも身近な仲間に関する社会的情報の方が重要であることを示している。

さらに、群れ内で序列の低いサルほど、他のサルの対立シーンに強い関心を示した。

スターク教授は「序列の高い個体は、他のサルが自分に影響を与えないと考えているため、攻撃性にそれほど注意を払う必要がない。一方、序列が低い個体は攻撃対象になりやすいため、他個体の行動により強く注意を向ける傾向がある」と説明した。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「笛の音がする」…パリス・ジャクソン、鼻の空洞と6年断薬の重さ
  • 英で“尻に花火”暴走発射、祭りの夜に悲鳴が走る
  • ザトウクジラが足元から急接近…ダイバー“飲み込まれる寸前”の衝撃瞬間
  • 英SNS350万の人気クリエイター、“がん闘病は嘘だった”と告白、しかし最も不可解なのは
  • 中国男、「1万回注射で人工腹筋」公開、8,700万円の“狂気美容”に波紋
  • 【誤算】巨大ニシキヘビに“首まで巻かれ水中へ”…観光ガイド、迂闊に触れて即ゲームオーバー寸前

こんな記事も読まれています

  • 「これだけ覚えればいい」ピックアップ購入で後悔しないための必須装備TOP3
  • 「大丈夫だろう」が危機を呼ぶ、無視した警告灯が招く“最悪の結末”
  • トヨタ、北米と中国を同時に飲み込む!HV227万台の圧倒的存在感
  • 冬の節電走行が無力化、“寒さで変わる何か”が航続距離を奪う
  • 医師の判断1つで精巣壊死へ、専門家『90%救えた』と批判
  • 朝の果物で体調が激変、医師が警鐘!リンゴとバナナ“選ぶならどっち”
  • 「笛の音がする」…パリス・ジャクソン、鼻の空洞と6年断薬の重さ
  • 英で“尻に花火”暴走発射、祭りの夜に悲鳴が走る

こんな記事も読まれています

  • 「これだけ覚えればいい」ピックアップ購入で後悔しないための必須装備TOP3
  • 「大丈夫だろう」が危機を呼ぶ、無視した警告灯が招く“最悪の結末”
  • トヨタ、北米と中国を同時に飲み込む!HV227万台の圧倒的存在感
  • 冬の節電走行が無力化、“寒さで変わる何か”が航続距離を奪う
  • 医師の判断1つで精巣壊死へ、専門家『90%救えた』と批判
  • 朝の果物で体調が激変、医師が警鐘!リンゴとバナナ“選ぶならどっち”
  • 「笛の音がする」…パリス・ジャクソン、鼻の空洞と6年断薬の重さ
  • 英で“尻に花火”暴走発射、祭りの夜に悲鳴が走る

おすすめニュース

  • 1
    またアメリカ発の“意識高い系”? 明かり消して浴びる「ダークシャワー」が流行中らしい

    ライフスタイル 

  • 2
    トヨタ、北米と中国を同時に飲み込む!HV227万台の圧倒的存在感

    モビリティー 

  • 3
    冬の節電走行が無力化、“寒さで変わる何か”が航続距離を奪う

    フォトニュース 

  • 4
    航続702kmの衝撃、新型リーフB7が“国産EVの答え”を示した

    モビリティー 

  • 5
    住所を頼りに家を探しただけ…家政婦を撃ち殺した“自由の国”の現実

    ニュース 

話題

  • 1
    「神になりたがる男たち」アルトマンも投資した“遺伝子ベビー”量産計画

    ニュース 

  • 2
    世界の「太陽」も中国製?再エネ覇権を握った“赤い帝国”が地球を照らす

    ニュース 

  • 3
    警告無視で海岸さんぽ…観光客3人、カナリア諸島で波にのまれる

    ニュース 

  • 4
    犬だけが留守番していた家が血まみれ?帰宅した家族が見た光景

    フォトニュース 

  • 5
    運動直後プロテインだけじゃ損、ほんとうに筋肉が求めているものは?

    健康