
日本マクドナルドが8日から販売を開始した、人気キャラクター「ポケモン」のおもちゃやトレーディングカード付き「ハッピーセット」をめぐり、転売目的の大量購入や商品の廃棄行為が確認され、SNSで批判が相次いでいる。
10日には、X(旧Twitter)などに店舗前の路上に大量の包装袋が放置されている写真が投稿された。袋の中には、ハンバーガーや飲料が未開封のまま入っており、1袋にコーラ5本がまとめて詰められた例もあった。複数のハッピーセットをまとめて購入し、付属のポケモンカードのみを取り出したとみられる。
別のユーザーも、東京の店舗近くで撮影したという写真を公開。袋詰めされたハッピーセットが大量に捨てられており、「転売目的の購入者がカードだけを抜き取り、残りを廃棄している」と説明した。
日本マクドナルドの公式SNSには、「子供たちにポケモンの世界を楽しませるはずの企画が、大人の転売目的に利用されている」「食品ロスを生む行為はやめるべきで、マクドナルド側にも対策責任がある」といった批判が多数寄せられた。
ポケモントレーディングカードは世界的にも人気が高まり、関連トラブルは各地で発生している。米カリフォルニア州では先月5日、再入荷日に列に割り込んだ男を殴打・刺傷する事件が発生し、容疑者が逮捕された。また同月10日には、米マサチューセッツ州で10万ドル(約1,475万円)相当の希少カードやビンテージセットが盗まれる事件も報告されている。
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