外国人女性労働者を暴行した会社幹部
韓国の京畿道(キョンギド)・龍仁(ヨンイン)市のある企業で発生した衝撃的な暴力事件が、社会的関心を呼んでいる。
去る12日、聯合ニュースやSBSなどの報道によると、ベトナム国籍の20代女性移住労働者B氏に暴行を加え、全治2週間のけがを負わせたとして、40代の韓国人男A被告に対し、検察が懲役2年を求刑したという。
検察はこの日、水原(スウォン)地裁刑事19単独部のソル・イルヨン裁判官の審理で開かれた傷害罪の結審公判で、このように求刑するよう裁判所に求めた。

去る5月19日、京畿道・龍仁市のある企業で幹部として勤務していたA被告は、卵の包装作業をしていたベトナム国籍の20代女性Bさんと口論になり、突如暴力を振るったとされている。
A被告はBさんの顔や体を殴ったり蹴ったりし、Bさんは全治2週間のけがを負った。
Bさんから告訴を受けた警察は捜査に着手し、現場に設置された防犯カメラの映像などを通じてから、A被告の容疑を裏付けた。
A被告は警察の取り調べに対し、「Bさんに日頃から軽んじられていると感じ、腹が立って犯行に及んだ」と供述した。
警察は再犯や報復の恐れがあると判断し、A被告に対して事前拘束令状を請求。裁判所から発付を受けた後、事件を検察に送致した。
検察は求刑理由について「外国人女性に対する犯行であり、罪質は軽くない」とし、一方で「傷害の程度がそれほど重くない点は考慮した」とした。
A被告に対する最終判決は、今月28日に言い渡される予定だという。
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