中国陸上界の新星、美貌アスリートが北京大学合格で大反響
中国短距離界のホープが、最高峰の名門・北京大学に入学を果たし、注目を集めている。主人公は20歳の国家代表スプリンター、劉霞君(リウ・シアジュン)。華やかなルックスから「陸上界のスウィート・シスター」と呼ばれる存在だ。

2018年、四川省(しせんしょう)自貢(じこう-)で100メートルの新記録を打ち立てて以来、ひたすら練習に打ち込んできた劉霞君。その歩みは「勉強とスポーツの両立」という大きな挑戦でもあり、多くの人々を惹きつけてきた。
厳しい選択と北京大への道
名門・上海復旦大学から入学オファーを受けながらも辞退し、家族と話し合った末に「1年延長して挑戦する」という道を選んだ劉霞君。北京大学への特別スポーツ才能学生枠での合格には、750点満点の全国試験で460点以上が必要とされる。一般受験生には低めの基準に映るかもしれないが、アスリートにとっては決して容易ではない壁だ。彼女は見事462点を叩き出し、メディア・コミュニケーション学部への入学を決めた。
創意工夫のタイムマネジメント
「勉強と練習の両立は想像以上に過酷だった」と振り返る劉霞君。朝のランニング中は試験問題を暗唱し、ストレッチ中には政治学講義を聞く。病院での物理療法の時間さえも中国語の勉強にあてるという徹底ぶりだった。仲間たちはその効率的な時間管理に驚き、「集中力とプレッシャーを乗り越える力こそスポーツが教えてくれた財産」と彼女は語る。

メダリストの次なる挑戦
競技面でも輝かしい実績を残している。2023年の第1回中国青年スポーツ大会では100メートルで11秒73を記録し銀メダル、昨年の全国U20選手権では11秒75で金メダルを獲得した。練習で倒れそうになっても「続ける」と言い聞かせ、限界を超えてきた彼女の姿に、多くの中国ネットユーザーから「真の努力の象徴」と賞賛の声が寄せられている。
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