メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「手足が黄色から黒に変色」25歳女性を苦しめるレイノー症候群、寒さとストレスで悪化する現実

織田昌大 アクセス  

引用:英紙ザ・サン キャプチャ
引用:英紙ザ・サン キャプチャ

血流の問題で足が黄色く変色し、焼けるような痛みに悩まされる女性の体験が明らかになった。

英紙ザ・サンによると、英ウィンチェスター在住の25歳、エレン・フィッツギビンズさんは重度のレイノー症候群(Raynaud’s Syndrome)を患っている。この疾患は手足の血流が滞り、痛みやしびれ、感覚異常などの症状を引き起こす。

エレンさんがこの病気と診断されたのは2019年。当時、彼女は学業と仕事を両立させる中で極度のストレスを抱えていた。このストレスがレイノー症候群や自己免疫疾患を発症する引き金になった可能性も指摘されている。

症状を和らげるため、エレンさんは室内でも最大6足の靴下と手袋を着用。ひどい時には冷蔵庫から食品を取り出す際でさえ手袋が欠かせず、寒さの影響で大好きだったサッカーも諦めざるを得なかった。また、血行不良で手足が黄色く変色し、ひどい時には足の指が黒くなることもあった。

症状が悪化し足の指が黒ずみ、感染症を発症

幼少期から寒さに敏感だったというエレンさんは、「冷たい食べ物を取る時も容器に直接触れず、ティータオルやティッシュで包んだり、袖越しに持つようにしている」と明かす。また、「室内でも何枚も重ね着し、靴下は最低3足、多い時には6足まで履くのが日常」と語り、「シャワー時の急激な温度変化で症状が悪化するため、とても辛い」と訴えた。

エレンさんが初めて症状の深刻さを自覚したのは、寒い学生寮で暮らしていた時期だったという。彼女はカビが生えやすく湿気の多い古い3階建ての建物で生活していた。さらに、サッカーをしている最中にも手足の強いしびれや刺すような痛みを感じていたが、周囲の反応は「我慢するしかない」というものだった。

やがて症状は悪化し、足指が黒く変色、感染症を発症して緊急で病院を受診することになった。幸い感染は深刻ではなく、抗生物質治療で回復したが、医療スタッフは彼女の血圧が極端に低いため、一般的な治療薬の使用が難しいと判断した。

さらに2021年には、グルテンに対する重度の反応を示し、自己免疫疾患の一種であるセリアック病と診断された。現在、エレンさんは寒冷刺激や冷たい食品を避け、セリアック病の管理のため厳格な食事制限を続けている。

レイノー症候群、ストレスが症状をさらに悪化させる

レイノー症候群の正確な発症メカニズムは解明されていないが、血管の異常収縮が主な要因と考えられている。特にストレスは、症状を誘発したり悪化させたりする大きな要因の一つだ。レイノー症候群は血管が異常に収縮するのが特徴で、特に寒さやストレスといった外的な刺激によって血流がさらに悪化する。

ストレスを受けると自律神経が活性化し、血管が収縮する。レイノー症候群の患者は通常の人よりも血管の反応が過敏で、手足の末端まで十分な血液が行き届かず、皮膚が蒼白や黄色に変色することがある。

さらに血流が極端に阻害されると、チアノーゼを引き起こし、場合によっては黒く変色し、組織が壊死することもある。

また、エレンさんが後に診断されたセリアック病は、グルテンに対する免疫反応が過剰に起こる自己免疫疾患である。グルテンは小麦、大麦、ライ麦に含まれるタンパク質で、パンやパスタ、シリアルなど多くの食品に含まれている。治療法は、グルテンを含む食品を徹底的に避け、グルテンフリーの食事を維持することが基本となる。

織田昌大
odam@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[トレンド] ランキング

  • 「宇宙でやってみようか?」トム・クルーズ、26歳年下アナ・デ・アルマスと‟4度目の結婚式”を計画中
  • 43年ぶりに“殺人の汚名”を晴らしたのに…釈放直後、米移民当局が再び拘束!
  • 「生きたカエルを飲めば治る」信じた82歳女性、寄生虫感染で緊急入院⁉︎
  • 【米国話題】体重5.8kgの“スーパー赤ちゃん”誕生!母と同じ誕生日に歓喜
  • 「年収1,000万円じゃ話にならない」…ニューヨークで“普通に暮らす”にはこのレベルが必要
  • 【常識崩壊】塵の海で青く吠える「ブルドッグ」…宇宙進化モデルが揺らぐ

こんな記事も読まれています

  • 【爆売れ】ホンダ新型「パスポート」が北米で快進撃!販売74.8%増、“本格SUV回帰”が大ヒット
  • 「意外な真実」…ハイブリッド車が最も危険?統計が示す“EV火災報道”の誤解
  • 「鮮烈フェイス」プジョー新型408、電動化で豹変!クーペSUVが示す“次世代の答え”
  • 【ポルシェ】家庭用充電器トラブル再燃…米国で再び「集団訴訟ラッシュ」
  • 「99歳大統領の誕生か!」カメルーンのビヤ氏、8度目の当選“確実視”
  • 「政権崩壊の危機」マダガスカルでクーデター進行中!精鋭部隊までZ世代デモに合流、“非常事態”突入
  • 「宇宙でやってみようか?」トム・クルーズ、26歳年下アナ・デ・アルマスと‟4度目の結婚式”を計画中
  • 43年ぶりに“殺人の汚名”を晴らしたのに…釈放直後、米移民当局が再び拘束!

こんな記事も読まれています

  • 【爆売れ】ホンダ新型「パスポート」が北米で快進撃!販売74.8%増、“本格SUV回帰”が大ヒット
  • 「意外な真実」…ハイブリッド車が最も危険?統計が示す“EV火災報道”の誤解
  • 「鮮烈フェイス」プジョー新型408、電動化で豹変!クーペSUVが示す“次世代の答え”
  • 【ポルシェ】家庭用充電器トラブル再燃…米国で再び「集団訴訟ラッシュ」
  • 「99歳大統領の誕生か!」カメルーンのビヤ氏、8度目の当選“確実視”
  • 「政権崩壊の危機」マダガスカルでクーデター進行中!精鋭部隊までZ世代デモに合流、“非常事態”突入
  • 「宇宙でやってみようか?」トム・クルーズ、26歳年下アナ・デ・アルマスと‟4度目の結婚式”を計画中
  • 43年ぶりに“殺人の汚名”を晴らしたのに…釈放直後、米移民当局が再び拘束!

おすすめニュース

  • 1
    テスラ、中国で販売7万台突破…回復の兆しも“7カ月連続減少”という現実

    ニュース 

  • 2
    【AI覇権戦争】マイクロソフトとソフトバンク、英国ウェイブに20億ドル規模の投資を協議

    ニュース 

  • 3
    オープンAI、ブロードコムと“カスタムAIチップ”を共同開発…「超大型コンピューティング基盤」確保へ本格始動

    ニュース 

  • 4
    「Apple AirPods、次のステージへ!」体温測定&カメラ搭載で“アクセサリーを超える存在”に

    IT・テック 

  • 5
    「ハマス、イスラエルを激怒させる挑発行為!」28人の遺体のうち4人だけ返還…“約束違反の代償は高くつく”

    ニュース 

話題

  • 1
    「米、史上最長のシャットダウンの可能性」13日目も平行線…与野党の“最大の争点”とは

    ニュース 

  • 2
    「逆襲のマスク」連続爆発からの完全復活…スターシップが示した“宇宙覇権”への道

    IT・テック 

  • 3
    「中国、周辺国いじめを今すぐやめろ!」南シナ海でのフィリピン船攻撃に米が激怒…‟同盟国と共に反撃も辞さず”

    ニュース 

  • 4
    「朝から陰陽湯!?」NMIXXキュジン、20歳とは思えぬ“老化防止ルーティン”が話題

    エンタメ 

  • 5
    「本当にお腹出てるの?」突っ込みにホン・ジニョンが放った一言が痛快すぎる

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]