イタリアのピザ店で「食い逃げ」をしたフランス人観光客が、地元ネットユーザーの通報により逮捕された。
フランスの日刊紙「ル・パリジャン」によると24日(現地時間)、フランス人観光客2人が19日に、イタリア東部の海辺の町チヴィタノーヴァ・マルケのレストランでピザ2枚とカクテル4杯を注文した。

注文された料理の合計金額は44ユーロ(約7,580円)だったが、2人は料理を食べ終えると会計をせず、そのまま店を後にした。
店主は当初これに気づかなかったが、後になって「食い逃げ」されたことを知り、憤りから監視カメラに映った2人の映像をフェイスブックに投稿したという。
すると翌朝、店主は「観光客が町の宿泊施設付近で見かけられた」というネットユーザーのコメントを目にした。
店主は「その場所に赴き、2人が泊まっている宿泊施設のドアをノックした。午前8時30分の時点で、彼らはまだ寝ていた」と当時の状況を説明した。
さらに「冷静に防犯カメラの映像を見せながら、『昨晩なぜ支払わずに帰ったのか』と尋ねたところ、彼らは一言も発さず、謝罪すらせずにお金だけを払った」と明かした。
店主はこれは金銭の問題ではなく尊重と礼儀の問題だと語り、「こうした行為は顧客のために懸命に働く人々に対する侮辱のように感じる」と憤りをあらわにした。
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