
生成型AI(人工知能)モデル「DeepSeek」が革新的に登場し、人文学的素養を持つ文系学生の役割が注目を集めている。
今月8日、『中国中央電視台』などの海外メディアの報道によると、2024年時点で中国の大学におけるAI関連学科の在学生数は約4万人と推計される。しかし、急成長するAI業界で必要とされる人材は約500万人規模で、さらなる人材育成が求められているという。長引く景気低迷で若者の失業問題が続く中国では、AI発展が雇用市場の改善につながるとの期待も高まっている。
最近、中国の大学ではこうした変化に対応するため、学部生の募集枠拡大などAI人材育成に力を入れているが、業界の需要を即座に満たすまでには至っていない。
習近平国家主席の母校である名門・清華大学は今年、学部生の定員を約150人増やし、AIを様々な学問と融合できる人材の育成を計画しているという。
清華大学は先月初め、大規模言語モデル(LLM)と生成型AI関連の科目を開設し、学生から好評を得た。同大学ではすでに117科目に及ぶ試験的プログラムでAI支援教育を導入しており、今後38の一般科目を追加する予定だ。清華大学の取り組みが示すように、AIが多様な産業に応用される中、科学技術の専門家だけでなく、幅広い分野で活躍できる実務型人材も必要だと専門家は指摘する。
そして、AI関連技術の開発や本格的な活用だけでなく、工学以外の分野でもユーザーフレンドリーな技術改善など、関連品質の全般的な向上に人文学的素養が重要視されている。実際、DeepSeekでは歴史や文学、言語学を専攻したいわゆる「文系学生」が重要な役割を果たしたとされる。
海外メディア『サウス・チャイナ・モーニング・ポスト』は業界関係者の話を引用し、DeepSeekが単に業界に衝撃を与えただけでなく一般にも広く普及した背景には、人間的な感性と洗練された言葉遣いがあると報じた。これは中国語および文学専攻者で構成されたチームの貢献によるもので、このチームはAIが学習した膨大なデータから洞察を得られるよう支援したという。
こうした微妙な違いにより、DeepSeekはAIとの対話は機械的だという偏見を打ち破り、中国の若者の間では「AI心理相談」まで流行するまでに至った。
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