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2025年08月27日水曜日
ホームトレンド【夫婦同時死】夫を救うため肝臓を提供した妻も命を落とす、悲劇の手術に疑惑の目

【夫婦同時死】夫を救うため肝臓を提供した妻も命を落とす、悲劇の手術に疑惑の目

引用:Lokmat報道画面のキャプチャ
引用:Lokmat報道画面のキャプチャ

インドの病院で、肝臓移植手術後にドナーである妻とレシピエントである夫が相次いで死亡するという悲惨な事態が発生した。

現地時間25日、「NDTV」、「Lokmat」など現地メディアの報道によると、インド西部マハラシュトラ州の保健当局は、最近、プネー市内の私立病院に対し、同日までに移植手術の映像記録や診療経過等の詳細な情報の提出を求める文書を送付した。

事の発端は15日に行われた夫婦間の肝臓移植手術だった。入院中の夫バプー・コンカー氏に対し、妻カミニ氏が肝臓の一部を提供するため手術室に入った。

しかし手術はうまくいかず、夫は術後に容体が悪化して2日後の17日に死亡した。妻も治療を受けていたが、夫の死から4日後の21日に命を落とした。

遺族は医療過誤を主張し、徹底的な調査を要求している。一方、病院側は手術手順に問題はなかったと反論している。

病院側の説明によると、当初より夫は「多くの合併症を抱える高リスク患者」とされていたという。「手術は標準的な医療手順に従って行われたが、残念ながら患者は移植後に心原性ショックを発症し、医療チームの懸命な努力にもかかわらず救命に至らなかった」と病院は説明している。

また、病院側はドナーおよびその家族に対して、手術のリスクについて事前に十分な説明を行ったことを強調した。

妻の死亡についても、「当初は順調に回復していたが、その後、敗血症性ショックおよび多臓器不全に陥り、治療の尽力にもかかわらず手の打ちようがなかった」と説明している。

さらに、病院側は「当院は最高水準の医療提供に全力を尽くしており、この悲しい状況において遺族への全面的な支援を行っている」とし、「州政府の調査にも全面的に協力している」と付け加えた。

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