
インドで20代のユーチューバーが滝近くの川に流され行方不明となる事故が発生した。
現地時間27日、英デイリー・メールの報道によると、23日にインド・オディシャ州コラプット地域のドドゥマ滝で、サガル・トゥドゥ氏がYouTubeチャンネル用の動画を撮影しようと川中の岩に登った際、瞬時に激流に巻き込まれた。
彼は滝を背景にドローン撮影中、突如押し寄せた急流に岩にしがみつき必死に抵抗した。
周囲の目撃者は懸命にロープを投げて救助を試みたが、男性はすぐに流され姿を消した。
現地メディアは、豪雨により近隣のダムから放水され、川の水位が急激に上昇したことが事故の原因だと伝えている。
当局は警察、消防、災害対応隊を動員して捜索活動を開始したものの、24日夕方までに本人は発見されず、バッグと撮影機材のみが見つかっている。
映像がネット上で公開されると、多くの人々が突如起きた悲劇に衝撃を受け、同情の意を表した。
一方で、危険な状況下で無理に撮影を強行したことや、事故当時の基本的な安全対策が不十分だった点を批判する声も上がった。視聴回数を稼ぐために命を危険にさらしたのではないかという意見もある。
ドドゥマ滝はオディシャ州とアンドラプラデーシュ州の境界に位置し、150m以上の高さから落下してマチュンド川へ流れ込む観光名所だ。しかし、今回の事件を機に、安全管理体制への懸念が一層高まっている。
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