韓国の仁川のある歯科医院で勤務していた30代の歯科衛生士が、数百人の女性患者を不法撮影した疑いで裁判所で身柄を拘束された。この衝撃的な事件は、被害者の勇気ある告発により明らかになった。
8月28日、仁川地方裁判所刑事第3単独の李東浩裁判官は、性暴力犯罪処罰等に関する特例法違反(カメラ等を用いた撮影)と準強制わいせつの疑いで在宅起訴されたA被告(30)に対し、懲役1年6か月の判決を下し、法廷で身柄を拘束した。

裁判所はまた、A被告に対し性暴力治療プログラムの履修を命じ、出所後3年間は児童・青少年・障害者関連施設への就業を禁止する措置も下した。
A被告は2018年から2024年にわたり、仁川市南東区九月洞に所在する親知らず専門の歯科医院に勤務しながら、X線撮影室などで女性患者の身体を計449回にわたり不法撮影した疑いで起訴された。
被害者の勇気ある告発により明らかになった衝撃的犯行
この事件は、昨年7月に当該歯科医院を訪れた20代の女性患者の機転によって発覚した。
当時、被害者は親知らずを抜くためのX線撮影中、A被告から目を閉じるよう指示されたが、違和感を覚え、わずかに目を開けたところ、動画撮影されているのを発見したと証言している。
この患者の勇気ある告発がなければ、A被告による不法撮影は続いていた可能性が高い。
捜査過程でさらに衝撃的な事実が明らかとなった。捜査機関は、A被告が2018年12月、酒に酔って眠っていた被害者に対し強制わいせつを行った事実も突き止めた。これにより、A被告は現在、準強制わいせつの疑いも併せ持っている。
裁判所は判決理由において、バス停や歯科医院でのA被告の犯行回数が多く、その犯行手口からして罪質が極めて悪質であると指摘した。
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