
香港の高級レストランで、ある男性が約8万香港ドル(約152万5,937円)に上る食事代を残したまま姿を消す事件が起きた。
1日(現地時間)、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が伝えたところによると、31歳の女性Aさんはテレグラムを通じて知り合った男性Bと高級店を訪れた。Bは自身を弁護士だと紹介していたが、食事の終盤に「トイレに行く」と言い残し、そのまま戻らなかったという。
結局、Aさんは友人の助けを借りて8万香港ドルを超える食事代を立て替え、警察に通報した。現在、警察は詐欺の疑いでBの行方を追っている。
事件は香港社会で大きな話題となった。多くのネットユーザーが被害女性に同情を寄せる一方、初対面の相手と高額な食事を選んだ点を指摘する声も出ている。
現地のオンラインコミュニティでは、実際の領収書と思われる写真が共有された。領収書によると、2人は最高級コース料理を注文しており、ツバメの巣のスープや南アフリカ産アワビなど9品で構成されていた。このコースは1人あたり2,388香港ドル(約4万5,554円)だった。
しかし、代金を跳ね上げたのは料理ではなく酒類であった。会計にはフランスの高級シャンパン「クリュッグ」の最高級ライン「クロ」が含まれており、1本で7万1,800香港ドル(約136万9,536円)に達していた。
現地の外食業界関係者は、香港の高級レストランでは大金を使いながら支払いをせず逃げるケースが時折発生しているとして、注意を呼びかけている。
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