
中国で、女性がマイナス20度の冷凍倉庫に閉じ込められたが、通りすがりの配達スタッフにより救出され、話題となっている。
香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は12日(現地時間)8月31日に冷凍物流会社の社長が冷凍倉庫を整理していた際に扉が閉まり、約20分間閉じ込められたが救出された事件について報じた。この社長は一人で冷凍倉庫に入り、製品を整理していたところ、扉が閉まって閉じ込められたという。当時の冷凍倉庫は約20㎡で、内部温度はマイナス20度に保たれており、非常用スイッチも故障していたため、救助を求めるのが困難な状況だったとされている。
幸運にも、近くを通りかかった配達スタッフが社長の助けを求める声に気づき、冷凍倉庫の扉を開けて救出した。配達スタッフは「配達の仕事柄、周囲の環境に敏感に反応するようになっている」と、当時の状況を説明した。SCMPによると、社長は重度の低体温症に陥っており、救出後も回復まで約2時間を要したという。社長は「あの瞬間、真っ先に頭に浮かんだのは中学生の子どもと5歳の子どもだった」とし「誰かが私を見つけてくれなければ、本当に凍死していただろう」と振り返った。感謝の意を込めて、社長は配達スタッフに金銭的な報酬を渡し、会社の株式の一部を譲ることも申し出たという。
ネットユーザーからは「リュウさんが救ったのは命だけでなく、一家の幸せだ」「こんな幸運は滅多にないが、本当に良かった」「二人の子どもを持つ母親にとって、リュウさんに巡り会えたことが幸運なことだ」などのコメントが寄せられた。
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