
中国四川省のあるマンションで、高齢者がエレベーター内で喫煙し、降車を拒否したため、エレベーターが20分以上停止するという前代未聞の事態が発生した。
12日付の中国の鳳面新聞によると、この事件は最近、四川省・涼山市のあるマンションでエレベーターの利用が最も多い夕方の時間帯に起きた。
住民の証言によって、問題の高齢者は乗車直後にエレベーター内でタバコに火をつけ、周囲の住民が制止しても無視して喫煙を続けたということが明らかになった。
動画を撮影した住民は「20分以上、下の階で待っていてもエレベーターが降りてこなかったので、上階へ確認に向かったところ、エレベーター内で高齢者がタバコを吸いながら住民と口論していた」と当時の状況を語った。
その後、マンションの管理員が現場に駆けつけたが、高齢者を説得することは難しく、感情が高ぶるにつれて高齢者と住民の口論はさらにエスカレートしたという。
今回の高齢者の行為は初めてのことではなく、多くの住民は「エレベーター内でタバコの臭いを感じたのは一度や二度ではない」とし「ある子供はタバコの臭いで吐いたこともある」と証言している。
現地の法律専門家は「法律により、エレベーターを含む屋内の公共空間での喫煙は明確に禁止されている」と強調した。
さらに、専門家は「高齢者の行為は単なる迷惑行為にとどまらず、公共の秩序を乱す明らかな非道徳的行為だ」と指摘した。
マンション管理事務所は「エレベーター内で喫煙が確認された場合、即座に制止し、当人が拒否する場合、保健当局に通報する義務がある」と述べ、再発防止に向けて監視体制を強化する方針を示した。
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