
スコットランドに向かっていたライアンエアー機が、最大6分間飛行可能な最小限の燃料しか残っていない状態で、英国マンチェスターに緊急着陸した。
9日(現地時間)、香港の英字メディア「ザ・スタンダード」と英国メディア「デイリー・メール」の報道によると、今月3日、ライアンエアー機がイタリアのピサからスコットランドのグラスゴー・プレストウィック空港に向かう途中で「メーデー」を宣言し、英国マンチェスターに緊急着陸したという。
「メーデー」とは、エンジンの故障や燃料不足などで航空機が正常運航できない状況に陥った際の救助要請を指す。
当時、嵐「エイミー」が最大時速160km(約100マイル)に達する強風を伴っており、当該便はまず一般的な緊急警報である「スクォーク・コード7700」を発令した。その後、西部のプレストウィック空港に何度も着陸を試みたが失敗し、東部のエディンバラ空港まで飛び、着陸を試みたがこれも失敗した。

結局、操縦士は南のマンチェスターに針路を変更し、プレストウィック空港から初めて引き返してからほぼ2時間後に無事着陸することに成功した。
当時の乗客客であるA氏は、操縦士がエディンバラ空港に向かうと告げた時、機内の雰囲気がさらに緊迫したと当時の状況を説明した。さらに「フォース湾の海峡上空で再び乱気流に遭遇し、エディンバラ空港に接近した際もほぼ着陸直前に再び急上昇した」と語った。
マンチェスターに着陸した時点で、当該機には約220kg、5~6分間飛行可能な最小限の燃料しか残っていなかった。ライアンエアー側は「現在、関係当局による調査が進行中であり、これに全面的に協力しているため、追加のコメントは控える」と述べた。

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