
カトリック教会の中枢であるバチカンのサン・ピエトロ大聖堂で、ある男が告解の祭壇に上がり、信者や観光客数百人の前で小便をする事件が、11日(現地時間)にイル・テンポ紙やコリエーレ・デラ・セラ紙など、イタリアの各メディアにより報じられた。
バチカンを震撼させたこの事件は、前日の午前9時30分頃に発生した。SNSで急速に拡散した動画によると、若い男が祭壇の前でズボンを膝まで下ろし、小便をしている様子が映し出されている。警備員1名が男を後方から制止し、すぐに別の警備員も加わって男を祭壇から引きずり下ろした。
男は、サン・ピエトロ大聖堂の中央に位置する巨大な構造物「バルダッキーノ(大天蓋)」周辺の回転式入場ゲート(tornello)を回避し、階段を素早く上がって祭壇に到達した。そこでズボンを下ろし小便をし、祭壇を汚染したという。

教皇レオ14世は本事件の報に接し、ショックを隠せなかったと伝えられている。イル・テンポ紙は、教皇がサン・ピエトロ大聖堂内の警備システムの効率性について直接言及する可能性もあると報じた。
コメント0