
南アフリカ共和国で、11歳の少年が鶏を捕まえようとして発砲し、銃弾が工場労働者に当たって死亡する事故が発生した。
12日、BBCなどの報道によると、事故は11日、南アフリカ共和国リンポポ州の農場で起きた。
当時、少年は鶏を狙って銃を構えた際に誤って発射し、弾丸が30代の男性労働者に当たった。男性は銃創を負い、現場で死亡した。
現地警察は少年による誤射事故とみて捜査している。
事故直後、警察は銃撃の通報を受けて現場に急行したが、被害男性はすでに死亡していた。警察は少年の父親を銃器不始末の疑いで逮捕し、使用された銃を証拠品として押収した。
リンポポ州警察署長テンビ・ハデベは声明で、「今回の悲劇は、銃器を安全に保管し、子どもの手の届かない場所に置くという保護者の責任の重大さを改めて示すものだ」と強調した。
今回の事件は、南アフリカ東ケープ州で8歳の少年が発砲し、7歳のいとこが死亡した事件の数日後に発生した。
現地メディアは、南アフリカで子どもが武器に容易にアクセスできる現状への懸念が高まっていると報じた。
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