
アメリカで、9歳の少年が首にかけていた金属製のネックレスがタブレットの充電ケーブルに触れて感電するという、危険な事故が発生した。
少年は首全体と左手に重度の火傷を負ったが、命に別状はないという。
米紙ニューヨーク・ポストなどの報道によると、今月19日(現地時間)、アシュトン・ピッツ君(9)は自宅で充電中のタブレットのケーブルにより感電したという。悲鳴を聞いた両親がすぐに目を覚まし、ピッツ君を病院に搬送したという。
ピッツ君の母親ローレン・モローさんは、Facebookへの投稿で「息子は延長コードで充電しているタブレットのそばで眠っていた」と説明した。夜の間に充電器の接続部分がわずかに外れ、その際にピッツ君のネックレスが充電端子に触れたことで感電が起きたとみられると明らかにした。
ピッツ君は米メディアの取材に「ドンという大きな破裂音のような音で目が覚めて外に飛び出し『助けて』と叫んだ」と当時の様子を語った。火傷の跡はネックレスの形がそのまま刻まれるほど深刻だったという。
両親は最初、家に泥棒が入ったのかと思ったが、すぐに状況を理解し、衝撃を受けたという。モローさんは「息子を永遠に失うところだったと思うと恐ろしかった」語り「息子の葬儀を準備しなければならなかったかもしれないと思うと、胸が張り裂けそうだった」と打ち明けた。
現在、ピッツ君の容体は安定しており、回復に向かっているという。モローさんは「普段から『ベッドでタブレットを充電しながら寝ないように』と言っていたのに、こんなことが起きてしまった」と述べ「神様が悪夢から私たちを救い、息子を助けてくれた」と語った。
この出来事を知ったネットユーザーからは「誰にでも起こり得る恐ろしい事故」「今後は気をつけたい」「周りの人にも注意を呼びかけたい」「無事でよかった」「早く元気になりますように」といった反応が寄せられている。
なお、昨年にはオクラホマ州でも、16歳の少年がアラームを設定しようとしてネックレスが充電器に触れ、重度の火傷を負う事故が起きている。専門家らは、感電の危険性に加え、衛生面からも「電子機器をベッドの上で充電しながら寝ることは避けるべき」と警鐘を鳴らしている。
 
            


















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