
英国で自宅に電子足首監視装置を取り付けに来た職員に性的な被害を加えようとしたとされる30代の男に、懲役4年6カ月の判決が言い渡された。
10日(現地時間)、英紙デイリー・メールによると、パトリック・ノーラン(39歳)は5月25日、スコットランド西部ヘブリディーズ諸島の自宅で女性職員に性的な危害を加えようとしたとして起訴された。事件後、ノーランは電子足首監視装置の装着命令を受けた。
その後、同諸島にあるノーランの自宅を、英国の警備会社G4Sの女性職員が電子足首監視装置を取り付けるために訪れた。
一方、酒に酔っていたノーランは職員に不適切かつ危険な行為に及ぼうとした。ノーランは当初、穏やかに応対していたが、職員が立ち去ろうとするとナイフを持ち出し、脅迫した。ナイフを突きつけて服を脱ぐよう要求したという。
ノーランが女性職員のズボンをつかむと、女性職員は腕で抵抗し、もみ合いになった。女性職員は冷静にドア付近まで下がり、ノーランを落ち着かせてナイフを下ろさせ、その場から脱出した。
職員は車に戻り、G4Sの上司に通報したが、極度の緊張で呼吸が困難な状態だったと報じられた。
エジンバラ高等法院のロス判事は「被告は性的な加害行為に及ぶ意図で暴行に及んだ」と述べ、「被害者の冷静な判断が事態の悪化を防いだ」と指摘した。
ロス判事は、ノーランに暴行や性的な問題行為を含む31件の前科があり、その多くがアルコールの乱用に起因していると明らかにした。判事は犯罪の深刻性を踏まえ、懲役刑を言い渡した。ただし、ノーランが容疑を認めたことを考慮し、刑期は当初の6年6カ月から4年6カ月に減刑された。
ノーランは無期限の性的問題行為者登録簿に登録され、被害者への接近を禁じる命令も出された。













コメント0