「切ると二匹に」30cmがうねうね…米テキサスを震撼させた「再生モンスター」の正体とは

米テキサス州で、体長30cmを超える有毒外来種「ハンマーヘッドワーム」が出没し、住民たちが恐怖に包まれている。この虫を切るとすぐに複数に増殖するため、決して切ったり踏んだりしてはならず、冷凍するか塩や酢に浸して駆除するよう当局が警告した。
11日(現地時間)、米NBCによると、テキサス州の複数の大都市圏で最近、体長30cmを超える外来種の出現が相次いで報告された。
ハンマーヘッドワームはテキサス州大都市圏の各地で出没している。専門家たちは植物や動物、さらには人間にも実質的な脅威となると警告した。
テキサス州ケラーに住むアダム・イングル氏は自宅の玄関先で「それ」を目撃した。それは彼が今まで見た中で最も大きな虫だった。
イングル氏は「頭がハンマーの形をしているのに気づいた」とし、「本当に恐ろしかった。終末の時代が来たようだった。悪魔のようだった」と語った。
それがまさにハンマーヘッドワームである。東南アジアから持ち込まれた外来種で、1800年代後半から米国で繁殖を始めた。
テキサス農務局長のシド・ミラー氏は「この虫を見れば絶対に見間違えることはない。30~38cmを超える」とし、「頭がハンマーのように広い。文字通りそうだ」と説明した。
ハンマーヘッドワームは堆肥を作るミミズを捕食する。神経毒を生成し、人間に発疹を引き起こす。動物が食べると有害な場合がある。しかも簡単に駆除することもできない。
ミラー局長は「この虫を殺そうとしたり、潰したり、切ったりしてはならない」とし、「そうすると3、4匹にさらに増える。無性生殖をするためだ」と警告した。
彼は「もし半分に裂けば二匹になる」と付け加えた。
専門家たちは、ハンマーヘッドワームを駆除するには袋に入れて最長48時間冷凍するか、塩と酢を混ぜた溶液に浸す必要があると助言した。
また、テキサス侵入種研究所に通報すべきだと強調した。













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