
カリフォルニア州ロサンゼルスの大型ジムで、生物学的男性のトランスジェンダー女性が女性更衣室を利用し、論争が巻き起こった。11月3日(現地時間)、ある女性会員が更衣中にトランスジェンダーと遭遇し抗議したことが発端だ。
だが、現場に駆けつけた警察とジム側の対応は予想外のものだった。性的少数者政策に異議を唱えた女性は「騒動」を理由に会員資格を剥奪され追い出された一方、トランスジェンダー会員は何の制裁も受けずに施設利用を続けられた。

この報道が広まると、アメリカ社会はトランスジェンダーの権利と女性のプライバシー保護を巡り激しい論争に発展した。抗議したハイマンさんの会員権をジムが取り消すと、女性団体と保守層は彼女を支持し「全ての女性のための勇気ある行動」と擁護した。
世間はジム側がカリフォルニア州法を盾に女性の不快感と安全への懸念を無視したと批判し、当該チェーンへの大規模ボイコットと否定的評価が相次いだ。
論争の根底にはカリフォルニアの強力な差別禁止法がある。この法律は生物学的性別より個人が認識する「性自認」を優先し、トランスジェンダーの更衣室やトイレ利用権を保障する。だが今回の事件を機に「少数者保護」の趣旨が「女性のプライバシーと安全の侵害」につながっているとの指摘が高まり、アメリカ社会のジェンダー対立が再燃している。













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