
クウェートの公務員が10年間一度も出勤せずに給与を受け取っていた事実が後になって明らかになり、衝撃を与えている。
Newsisの報道によると、11月26日(現地時間)、アルカバスなどの現地メディアによると、クウェート最高裁判所は10年間不法に給与を受け取っていた公務員A氏に対し、懲役5年と31万2,000クウェート・ディナール(約1億5,832万円) の罰金を科したという。これはA氏が不法に受け取っていた給与10万4,000クウェート・ディナール(約5,277万2,773円)の約3倍に相当する金額だ。
A氏は市民対応部署に所属していたが、過去10年間一日も業務を遂行していなかったという。この事実を後になって知ったクウェート当局は、A氏を不法横領と公金濫用の容疑で刑事告発した。これまでA氏は二度の判決でいずれも無罪判決を受けていたが、最高裁判所は無罪判決に対する証拠が不十分だとしてこれを覆す決定を下した。
今回の判決は最近数年間の公共機関での給与詐欺に対して下された最も厳しい判決の一つであり、クウェート当局は国家資金を保護し、行政腐敗を防ぐための努力の一環だと説明した。














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