
米国の酒類販売店に侵入して酒瓶を割り、店内を荒らした「犯人」がトイレで倒れているところを発見された。正体は、床にこぼれた酒を飲んで酔ってしまったラクーン(アライグマ)だった。
「AP通信」などによると、2日(現地時間)、前月29日の朝、バージニア州アシュランドにある酒類販売店の従業員が、店のトイレの床に横たわっているラクーン1匹を発見した。
通報を受けて出動したハノーバー郡動物保護施設の説明では、ラクーンは店舗の天井タイルを突き破って侵入し、酒瓶が並ぶ複数の棚を荒らしまわるなど、店内で大暴れしていたという。
保護施設がSNSを通じて公開した当時の写真には、床一面に酒瓶が散乱し、あちこちに酒がこぼれている様子や、トイレの便器の横でうつ伏せになって倒れているラクーンの姿が写っている。

施設側は「非常に酔った状態のラクーンを安全に保護し、酔いがさめた後、再び野生へ戻した」と報告し「数時間ほど眠って目を覚ました後、けがの痕跡は一切確認されなかった」と付け加えた。
関係者は「ラクーンは本当に面白い小さな動物だ。天井のタイルを突き破って現れ、狂ったように暴れ回り、何でも口にしていた」と当時を振り返り、「保護する過程では思わず笑いがこぼれた」と語った。
バージニア州野生動物資源局によると、ラクーンは地域の森林や公園をはじめ、市街地各地でも頻繁に目撃されているという。













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